BLOG

清潔感は武器。インナーは戦闘装備。

ジャケットを脱いだ一瞬が、未来を変える

私は、都内で小さな会社を経営する50代の男です。
創業以来、誠実さと信頼を積み重ねてきたつもりでおりました。
社員や家族を守るため、日々を全力で走り続けております。

その日、数か月にわたり準備してきた大きな商談がありました。
相手は長くお付き合いのある企業で、今回はさらに大きな契約のご提案でした。
ジャケットはネイビー、シャツは白。
いつも以上に身だしなみに気を配り、資料にもしっかりと目を通しました。

「今日は勝ちに行く」
そんな強い気持ちで、会議室へ向かったのです。

商談は順調でした。

担当者との会話はテンポよく進み、
提案内容にも好意的な反応をいただきました。

「この内容で進めたいと思います。」
部長のその言葉を聞いたとき、胸の奥が熱くなるのを感じました。

そして部長が、
「せっかくですから、別室で軽く懇親会をどうでしょう」
と微笑まれました。

成功の予感と安堵感。
私は肩の力を抜きながら、別室へ移動しました。

油断。その瞬間でした。

暖房の効いた部屋に入った途端、熱気が頬を包みました。
商談の緊張も解け、汗がうっすら滲みました。

私は、無意識にジャケットを脱いでしまいました。
きっと誰でも自然にする仕草でしょう。
椅子の背もたれに掛け、シャツの袖を軽くまくりました。
グラスを手に取り、乾杯の言葉を交わしました。

そのときです。
正面に座る若い担当者が、ふと視線を下に落としました。
ほんの一瞬のことです。
しかし、その視線の先を私は理解してしまいました。

——白いシャツの胸元に張り付いた、くっきりとした形。

速乾素材のシャツが汗を吸い、
まるで薄いフィルムのように肌に寄り添っておりました。
その結果、胸の突起だけが浮き上がり、
視線を奪う存在になってしまっていたのです。

私は気づきました。
「ジャケットを着ているから大丈夫」は、ただの油断だったのだと。

空気は静かに変わりました。

乾杯のあと、話は続きました。
しかし、私は会話に集中できませんでした。
胸元を隠すように腕を組んでみたり、背筋を伸ばしてみたり、
不自然な動作を繰り返すほど、意識は胸元に吸い込まれていきました。

相手の話が耳に入らない。
自分の言葉に自信を持てない。
私は、いつの間にか主導権を失っておりました。

懇親会が終わるころ、部長は穏やかな笑顔で言いました。

「今日はありがとうございました。
会社に戻って検討させてください。」

その言葉の意味を、私はすぐに理解できました。

たったひとつの油断が、信用を削る

後日、その商談は見送られました。
理由は聞きませんでしたし、聞く必要もありませんでした。

私自身がよく分かっていたからです。

信用は、わずかな違和感で崩れます。
どれほど内容が優れていても、
どれほど真面目に積み上げても、
一瞬の隙が相手の心を遠ざけることがあります。

“見た目”という言葉は浅く聞こえますが、
見た目には「配慮」と「丁寧さ」が宿ります。

胸元の違和感は、
仕事にも心にも影を落とすのです。
そしてそのせいで私は懇談会の時に自分を上手にアピールできませんでした。

インナーは、見えない鎧です。

それ以来、私はインナーの重要性を深く理解しました。
インナーを着ることは、決して形式ではありません。
自分自身の在り方を整えるための戦闘装備なのです。

ベージュのフィットタイプ

首元が見えないVネック

吸湿速乾の素材

上に響かない加工をしているインナー

この小さな準備が、
堂々と胸を張る力になります。

ジャケットを脱ぐ瞬間にも、
腕まくりをする瞬間にも、
姿勢や言葉に迷いがなくなります。

装備が整っていれば、心は揺れません。

清潔感は武器

ビジネスは、実力だけでは勝てません。
“相手にどう見られるか”もまた、大切な要素です。

清潔感は、信頼の入り口です。
そしてインナーは、その入り口を守る門番です。

見えない部分まで丁寧にする

相手への配慮を忘れない

自分を整えてから戦いに向かう

それが、
戦う者としての姿勢であり、誇りなのだと思います。

私は、あの日の失敗に感謝しております。
小さな油断が、大きな気づきへと変わりました。

清潔感は武器。インナーは戦闘装備。

それは比喩ではなく、現実です。

どうか、これを読んでくださったあなたの大切な瞬間が、
装備不足によって損なわれませんように。

見えないところを整える人は、
見える世界でも強く在れると、私は信じております。